復興住宅で新聞を配っていると、団地によって運営方法や雰囲気に違いがあることが分かります。

集会所で毎週のようにイベントが行なわれている団地もあれば、ずっと閉め切っていて畳にカビが生えてしまっている団地もあったり。
住民さん同士が顔を合わせれば挨拶をする団地もあれば、「半年経っても顔見知りができない」という団地もあったり。
町内会の加入率にも、かなり差があるようです。

どの団地にも共通しているのは、団地会や町内会の役員さん達は皆さん、悩みながら試行錯誤を重ねている、ということ。
そもそも震災前は「復興住宅」なんてものはなかったんだし、集合住宅に暮らすのも初めてという方が多いわけだから、そりゃ悩みますよねー。

団地の運営に「正解」はないけれど、他の団地の取り組みを知ることで、何か「ヒント」が得られるのでは?と思い立ち、復興住宅の集会所の利活用やコミュニティ作り、町内会の運営などについて、よい取り組みをしている団地の事例を紹介するコーナーを作りました。
その名も「突撃!隣の復興住宅」。
団地会や町内会の会長さんなどにお話しを聞き、各団地の取り組みをまとめています。

記事を書くのは、この4月から記者ボランティアとして活動してくれている「ぼりちゃん」こと、奥堀亜紀子さん。
約2年前に石巻に移住した岐阜県出身の彼女は、いい意味での「ヨソモノ視点」で取材してくれています。

良い取り組みが広がり、復興住宅のコミュニティ作りのヒントになりますように。

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(編集長 あき)

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