今回は、私の友人・尾角光美さんが代表を務める一般社団法人リヴオンが、2011年に発行した冊子『大切な人をなくしたあなたへ』から、「大切な人をなくした人のための権利条約」を載せました。

大切な人やものを失ったときに生まれる反応や感情のことを「グリーフ」といいますが、尾角さんは「グリーフは乗り越えるものではない」と言います。

大切な人をなくした悲しみ、寂しさ、会いたいという気持ちは、その人の存在がそれだけ大きかったという証。その感情をじっくりと味わい、向き合っていくプロセスこそが大切なのかも知れません。

尾角さんは19歳のときにお母さまを自殺でなくし、その後お兄様も不慮の死でなくしました。壮絶な喪失を経験してきた彼女の言葉だからこそ、胸に響くものがあると思います。
あなたの心を少しでも楽にしてくれますように。

イベント情報には追悼行事や伝承のためのイベントを掲載しました。
3.11と向き合うきっかけになりますように。

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(編集長 あき)

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