毎年3月が近付いて来ると、たくさんのボランティアのお問合せやお申込みをいただきます。
今年はかなり早い段階で団体のボランティアさんが決まってしまっていたこともあり、今月はちょっとボランティア飽和状態です…。
大変申し訳ありませんが、3月の新規の県外ボランティア受け入れは<締め切り>とさせていただきます(地元ボランティア、リピーターボランティアは、日によっては参加できますので、お問合せください)。



たまに「せっかくボランティアに行こうと言っているのに断るのか!」と気を悪くされる方や「どうしてもこの日にしか行けないので、何とか受け入れてください!」とおっしゃる方がいます。
私たちも出来れば来ていただきたいと思っているので、お断りするのは本当に心苦しいのですが…。



「人手はあればあるほどいい」という活動もあるでしょうが、私たちの活動では「適正人数」があると思っています。



事務所から仮設住宅や復興公営住宅への移動は車を使いますが(電車やバスで行ける仮設住宅はほとんどありません)、1台の車に乗れる人数は4〜7人ほどですよね(それ以上大きい車だと運転できる人も限られるし、レンタカー代がとても高いのです)。
ボランティアさんの人数が増えると、運転する地元スタッフや地元ボランティアの数も増やさないといけなくなります(県外のボランティアさんも運転できる人はいると思いますが、夜行バス明けの県外ボランティアさんに運転していただく訳にもいかないので、基本的に地元メンバーが運転することにしています)。
そのため、地元スタッフや地元ボランティアがお休みできなかったり、プライベートな予定や健康や家庭を犠牲にしてしまったりします。
スタッフもボランティアも地元の人で、いわば被災者です。
彼らに無理をさせてまで県外ボランティアさんの受け入れをするのは、ちょっと違うかなぁ…と思うのです。



また、私たちは集会所でサロン活動なども行なっていますが、住民さんが10人ぐらい来る団地にボランティアが10人で行くと、ボランティアが多過ぎて住民さんが楽しめなかったり、座る場所がなくなってしまうことがあります。
団地やサロン活動の内容にもよりますが、「ちょうどいい人数」があると思うのです。
「5人なら良くて7人だとダメ」な理由を説明するのは、とても難しいのですが…。



新聞配布の活動は、慣れるまで結構大変です。「初めまして」の方とコミュニケーションを取る活動なので、始めのうちは何を話していいのか、住民さんを前にして頭が真っ白になるボランティアさんがほとんどです。県外の方は、地名や方言にも苦労します。
そのため、初めて新聞配布をする方には、ベテランのスタッフやボランティアを付けます。
残念ながら私たちは分身の術を会得していないので、一人のベテランスタッフが見きれるボランティアさんの数には限りがあります。
ベテランスタッフやボランティアがたくさんいれば良いのですが、残念ながら少数精鋭でやらざるを得ない状況です。



ここに書いたのは一例ですが、「ボランティアはいればいる程いい、という訳ではない」のはご理解いただけたでしょうか。



こう書くと、「ボランティアに行くのは迷惑なのか?」と思う人もいるかも知れないのですが、全くそうではありません。
私たちの活動は明らかにボランティアさんに支えられていますし、住民さんの中にも県外のボランティアさんとお話しすることを楽しみにしている方がたくさん居ます。
「忘れられていないんだ」「まだ支援してくれている人がいるんだ」というのは、大きな大きな心の支えになります。
だから、ぜひ石巻に来て、出来たら私たちの活動にも参加して欲しいです。



メディアでの報道は3月が近づくとぐんと増えますが、私たちは3月だけ活動しているのではありません。
10月に県外から来てくれたボランティアさんは2人でした。
3月は約30人からお問合せをいただきました(全員は受けられなくて、すでに何人かお断りしています)。

3月以外も、仮設住宅はあって、住民さんは生活していて、私たちは活動しています。
ぜひ、3月以外も被災地や東北や石巻のことを少し想ってください。
春も夏も秋も、石巻には美味しいものがたくさんあります。
ぜひ石巻に来てください。

**お知らせ**
助成金申請のため、4〜5月は県外のボランティアさんの受け入れをお休みします。
6月以降再開したいと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。

◆ボランティア受け入れについてhttp://www.kizuna-shinbun.org/volunteer/http://www.kizuna-shinbun.org/volunteer/